温泉と景観を楽しむ会
現在は休会中です。
第9回「温泉と景観を楽しむ会」 【乳頭温泉郷一泊の旅】(2019年3月11日~12日)
2019年3月11日、前日の夜半から関東一帯を通過する低気圧の影響にて、当日は朝から雨模様。今回の旅は一行8名の賑やかな旅である。
内5名は吉祥寺駅を9時過ぎに出発し、新宿経由で大宮へ向かう。残り3名の内2名は国立駅から武蔵野線経由で大宮へ、1名は代々木駅から新宿経由で大宮へ夫々向かい、秋田新幹線10:46大宮発「こまち15号」の車内にて全員が無事に合流した。
座席指定の車内では、早速用意してきたビールとツマミで乾杯、他の乗客に気を使いつつも、和やかで楽しい談笑が始まり、駅弁昼食を頬張りながら、約二時間半の時はあっと言う間に過ぎていった。
気がつけば目的地の「田沢湖駅」に到着、午後1時10分、辺り一帯は雪景色なるもそれほど寒さは感じられない。
路線バスも兼ねた「田沢湖巡り一周」の観光バスに乗り、一行は約一時間半の田沢湖巡りを楽しんだ。
この湖は、日本一の深さを誇り(水深423.4m)、周囲約20kmのほぼ円形で湖畔には歴史ある名所・旧跡もあり、四季折々に自然の美しさを魅せてくれると言う。
生憎お天気は、霧雨・曇天の中、岸辺から瑠璃色の神秘的な湖面を眺めるものの、その美しさは「もし、晴れていたならば!」、と想像するのが精一杯であった。
名所・旧跡の中でも特に、水辺に立つ「たつこ姫の像」は、全身が黄金色に耀き、憂いを秘めた美人の巨像、その眼差しは、静かに、思い詰めたように広い湖面へ向けられている。一同、バス車内の音声ガイド(姫と湖に纏わる伝説)を思い出しながら、暫し湖岸に佇み旅情に浸る。
やがてバスは出発点の田沢湖駅に戻り、目的地である「乳頭温泉郷」へ向かう路線バスへ乗り換え、雪深い山道を登り、本日の宿「妙の湯」にたどり着いたのは午後5時であった。
夕食前に早速入浴、流石に老舗旅館!、と唸らせるような、趣向を凝らした贅沢な檜風呂、岩風呂、混浴露天風呂の数々には感激の至である。
この「妙の湯」には、実に2種類の泉質と7種類もの湯船がある。泉質は、弱酸性鉄泉の「金の湯」(肌修復効果: 皮膚病、リューマチ、神経痛、貧血症)とナトリウム炭酸水素塩泉の「銀の湯」(クレンジング効果: 骨折、外傷、胃腸病、婦人病)の二つ。
湯上がりで、火照る身体に心地よい浴衣姿、旅の疲れと空腹感、一同は待ち望んだ夕食の席につく。
順次運ばれてきたのは、何れも、真心篭る秋田郷土料理の数々、珍しい食前酒で乾杯の後は、皆さん満足感溢れる和食のフルコース、特に、調理場から直接届けられる揚げたて、サクサクの天婦羅には参りました。
食事や一時のお喋りタイムの後は、再度風呂に入る者、テレビを見ながら早々と寝てしまう者、皆夫々に一夜を過ごす。
因みに、源泉かけ流しの風呂は24時間自由に解放されていたため、深夜から早朝にかけ、湯船に通う足音が絶えることがない。
翌日は、各自予め購入しておいた「郷内温泉巡り割引券(湯めぐり帖)」を手に、朝食後に宿を出発、郷内の七つの湯(妙の湯含む)の何れも、この割引券にて、自由に、巡回バスと日帰り温泉を楽しめるサービスだ。
今回は時間の都合で、「蟹場温泉」と「鶴の湯温泉」の二つを訪ねたが、特に、硫黄の香り高い、濃い乳白色の鶴の湯は、昔からの大規模な湯治場として有名であり、今でも大勢の入浴客(外国人を含む)で賑わっていた。
巨大な混浴露天風呂にて、時間たっぷり湯に浸かった後、この古めかしい湯治場(鶴の湯)の食堂にて昼食を取った。
皆で郷土料理の「芋煮鍋」を注文したが、一人前の鍋の数が足りない、と言われ、巨大な鍋で運ばれてきた。一同、「美味しい、美味しい!」と言って食べ始めたのは良いがが、中身の芋(米粉と芋を擦り合わせて練った団子状の物)と各種の野菜・茸のボリュームが、余りにも多くて食べきれず、勿体無い!、との思い出となる。
帰路は、路線バスにて再び田沢湖駅へ向かい、同駅にて土産物を確保、無事に秋田新幹線「こまち30号」に乗車し、大宮駅着は18:38、長い一泊の旅を終了した。
新幹線の中では、往路と同様に、周囲の乗客からの苦情を気にしながらも、「大宴会もどき」となったことは言うまでもない。
以上
(片岡冬里 記)
参加者(敬称略 順不同)
(武蔵野稲門会) 小野沢純一、片岡冬里、佐川 素子、中山美代子、松本眞人、諸江昭雄、、 山口 光朗、
(国立稲門会)扇田正敏




