長野県川上村探訪バスツアーを開催
長野県川上村探訪バスツアーを開催(2016/9/28-29)
2016年9月28日、例年とはまるで違う梅雨時よりも雨天の多い異常気象の9月末、小雨模様の曇天、JR三鷹駅北口、朝の9時に参加者24名を乗せたバスは、見送りに駆けつけてくれた諸江会長、杉原財務委員長の笑顔に応えて軽やかに発進した。
27名定席の中型バス、後部座席はサロン風、用意周到に準備された酒類とツマミに促され、真ん中のテーブルを囲んで早々と賑やかな談笑が始まり、楽しい旅が一気に盛り上る。
中央高速道を走り抜け、気がつけば昼時の山梨県北杜市、高速を降りて「三分一湧水館」に立ち寄り美味しい信州蕎麦に舌鼓、一服の後、同市内のサントリーウィスキー白州蒸留所を見学、提供された試飲のモルトウィスキーに加え、美人のガイド嬢に暫しホロ酔い。
以後は、長野県南佐久郡川上村を目指し、山あいの一般道をひたすらに北上、二時間程かけて、川上村役場に到着、大戦中の撲殺令にて絶滅寸前となった野生種「川上犬」を見事に復活、保護育成している展示施設を見学、小柄ながら精敢で凛々しい姿に感動、シャッター音が鳴り止まず。余韻を後に、一路宿泊先の「武蔵野市立自然の村」へ向かう。
登山家には有名な標高2,599mの金峰山、その麓1,700mの高原地帯は山々に囲まれた見渡す限りのレタス畑、その最奥、雑木林の中深く「自然の村」は建っていた。
松本真人氏によれば、建設業者ではなく市の担当職員が自らデザインしたという、一階の広いホールは太い丸太柱を縦横無尽に組み合わせた吹き抜けの、洒落た山小屋ロッジ風、二階は吹き抜けを囲むように、和洋の寝室と研修室が並ぶ。一階のテラスからの山々の眺望が素晴らしい。
朝から飲み続けたバスの長旅をものともせず、夕食を兼ねた夜の大宴会、施設全体貸切り状態のため、他に遠慮することなく全員参加で最高の盛上り。同じ場所での二次会、寝室まで集う三次会まで深夜に及んだことは言うまでもない。
翌日は、飲み疲れの片鱗も表に出さず、多くは早朝5時からの入浴に汗を流し、6時半にはすっきりした笑顔で朝食を楽しむ。
8時半には玄関にて記念撮影後、バス発車、一路上田方面へと走りだす。
二日酔の為か、車内での飲み方は多少控え目だが、詫摩さんのリードで何曲か続けざまに歌い始めた。伴奏は、ハーモニカ。上田市内へ入る前に「無言館」に立ち寄る。
大戦にて命を落とした多くの若き画家の遺品である絵画や手紙、衣服などが処狭しと展示され、列をなす多くの観光客が訪れていた。
誰もが無口で、一つひとつの展示品を丁寧に見詰めている。
創立者は、窪島誠一郎氏で有名作家「水上勉」の実子であるが、産まれて間も無く父親に捨てられた秘話があり、その詳細を福田晴美さんが解説してくれた。若き日の同作家の常軌を逸する乱れた私生活に驚く。
展示絵画は、風景よりも人物画が多く、若き女性を何とも愛らしく、柔らかく、美しく描いている。平和を願う彼らの無念を偲ぶに涙腺の緩みを止めきれず。
バスの遅れで、上田市内の昼食場所に着いたのは予定より一時間も過ぎていた。
途中、佐久市内の野沢北高校を車内から眺めるが、これは同乗の依田連さんの母校であり、同氏から詳しい解説、地方の民謡もご披露頂く。
昼食会には、上田稲門会の西田不折(ニシダフセツ)会長、土屋陽一副会長が地酒の手土産持参にて駆けつけ、温かく迎えて頂く。約一時間の懇談では先方から、上田城趾や真田丸の他に、地元出身でノーベル賞候補ともなった医師で癌研究者の山極勝三郎の映画の紹介などをして頂く。
終始和やかな懇親会、最後は、校歌と記念撮影にて締める。
愈々旅の終りのクライマックス、上田城址と真田丸大河ドラマ館の訪問である。大幅な時間遅れで、昼食場所での温泉入浴は断念した。
城攻めの徳川家康軍勢を二度も撃退したという上田城、その城趾に聳える巨大な石垣を目の当たりにに観て、当時の人力に頼る土木工事の苦労や築城後の戦乱の有り様、手段を選ばず、有りとあらゆる策謀、戦略を駆使して戦国を生き抜いた真田一族の姿が次々と脳裏に甦る。
やや年配ではあるが、城内説明のガイド嬢、まるで我が家のごとく誇らしげ、熱の籠った流暢な説明に暫し聞き入る。
城に隣接する「真田丸」大河ドラマ館は帰路最後の訪問場所であった。NHKの全面的協力を得て、上田市推進協議会が主催している。季節限定で巨大な建物全館を「真田丸」一色とし、これでもか!、と言わんばかりにドラマの内容を、あらゆるメディアを駆使して展示、放映していた。
老若男女、誰でも楽しめるとあって連日数千人が押し掛けるという。
平日にも拘わらず、館内では、人混みを掻き分けるようにして漸く一巡することができた。バスに戻った時には、皆さん疲労感と満足感に充たされ、漸くゆったりとした帰路につくことができた。
帰路は順調、予定より一時間半の遅れではあったが、三鷹駅北口19:30、全員無事に到着。皆さん各々に別れの挨拶を済ませ、旅の余韻を反芻しつつ、帰宅の途へと暗い夜道を散っていった。
(片岡 冬里 記、池田 宏治 写真)
参加者(敬称略)
池田宏治、井上良一、小野沢純一、小野寺 敏、片岡冬里、小林慎太郎ご夫妻(足立稲門会)、斉藤博子、佐川素子、清水 亮(江戸川稲門会)、詫摩太郎、田中日出男(杉並稲門会)、谷内隆衛、轟 常弥、日野 克ご夫妻、福田晴美ご姉妹、町田 顕、松本 誠、松本真人、茂木達四郎 、山口光朗、依田 連(計24名)
※校友会Webにも掲載されました











